土浦市の空き家バンクの使い方|登録・購入・賃借の流れと注意点

土浦市の空き家 - 庭木に囲まれた日本家屋の外観 暮らしの困りごと

「実家が空き家のまま」「売るか貸すか決めかねている」——そんなときに検討したい選択肢のひとつが、土浦市の空き家バンク制度です。所有者側・利用者側それぞれの具体的な手続きの流れをまとめました。

土浦市の空き家バンク - 古民家の和室

空き家バンクとは

空き家バンクは、市内の空き家を売りたい・貸したい所有者と、購入・賃借を希望する利用者を市がマッチングする制度です。市が物件情報をホームページで公開し、実際の交渉・契約は市と協定を結んだ宅地建物取引業者が仲介します。

登録できる物件の条件

  • 個人が所有する市内の空家とその敷地であること
  • 不動産会社がすでに取り扱っていない空家等であること
  • 居住もしくは再利用が可能な状態であること
  • 登記済みで、未相続や差押えなどがなく取引が可能な空家であること

空き家バンクは暴力団関係者や、市税を滞納している方は利用できません。

所有者が登録するまでの流れ

  1. 申込み:空家等登録申込書(様式第1号)・登録カード(様式第2号)・同意書(様式第3号)・身分証明書の写しを提出
  2. 現地調査:所有者立会いのもと、市職員が空家を調査し、掲載用の写真を撮影
  3. 登録・公開:登記情報等の確認後、市ホームページで物件情報を公開
  4. 媒介の開始:利用希望者から申込みがあると、市から所有者へ連絡が入る
  5. 交渉・契約:不動産会社の仲介で条件交渉・契約手続きを進める(市は契約内容には関与しない)

登録期間は最長3年間で、期間満了の1か月前までに延長を申請する必要があります。

購入・賃借したい側の流れ

  1. 市ホームページで公開されている物件情報から希望物件を探す
  2. 利用申込書(様式第11号)・同意書(様式第12号)・身分証明書の写しを市へ提出
  3. 市の審査後、決定通知書が届き、同時に所有者・不動産会社へ交渉開始の連絡が入る
  4. 不動産会社の媒介で物件見学・条件交渉を行う
  5. 契約締結(このタイミングで仲介手数料が発生)

費用について

空き家バンクの登録・利用自体に市への手数料はかかりませんが、契約が成立した際には宅地建物取引業法に基づく仲介手数料が発生します。購入後にリフォームする場合は、対象経費の10%(上限20万円)が補助される「空家バンク住宅リフォーム助成制度」も利用できます。

解体・売却との比較も

空き家バンクへの登録は「活用(賃貸・売却)」の選択肢のひとつです。老朽化が進んで活用が難しい場合の解体費用や、更地にした際の固定資産税の変化については「空き家の解体費用はいくら?」で、通常の不動産会社を通じた売却の流れは「土浦市で家を売るには」で詳しく解説しています。状態や希望条件に応じて使い分けるのがおすすめです。

まとめ

空き家バンクは、通常の不動産流通に乗りにくい空き家を活用するための市の仲介制度です。登録から契約まで市と宅建業者が関わるため一定の手間はありますが、リフォーム助成と組み合わせれば費用面のメリットもあります。相談窓口は生活安全課空家対策係(029-826-1111 内線2240・2241)です。

空き家バンクでは扱いにくいケースもある

空き家バンクに登録できるのは、登記済みで権利関係がクリアな空き家に限られます。相続人同士で話がまとまっていない、境界が確定していない、再建築不可の土地である——といった「訳あり」の事情がある物件は、空き家バンクの対象になりにくいのが実情です。

そうした複雑な事情を抱える不動産を専門に扱っているのが、土浦市のごえん株式会社です。相続物件・空き家・再建築不可・境界未確定・賃貸トラブルなど、通常の不動産流通に乗りにくい物件の相談を受け付けています。空き家バンクでの活用が難しそうだと感じたら、一度相談してみるのも選択肢のひとつです。

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参考・出典

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